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SEO対策は意味がないのか?効果があるSEOを紹介!

SEO対策しているのに上位表示されないのは、意味のないSEO対策をしているからだとお気づきでしょうか?

実は、SEO対策によって効果が左右されます。

この記事では意味のあるSEO対策について、意味のないSEO対策と比較しながら解説します。

  • SEO対策しても効果が出ない原因がわかる
  • 意味のあるSEO対策がわかる
  • webサイトを上位に表示できる

SEO対策が意味ないと言われる理由

なぜSEO対策が意味ないといわれているのでしょうか。

SEO対策が意味ないといわれる理由について解説します。

  1. アクセスが伸びない
  2. 集客はできていても売上が上がらない
  3. 検索順位が安定しない

アクセスが伸びない

さまざまなSEO対策をしても、検索順位が変わらずアクセスが伸びない場合があります。

アクセスが伸びない原因はキーワードや更新頻度、被リンクといった複数の要素が原因であるため、まずは原因を知るのが大切です。

集客はできていても売上が上がらない

アクセスを増やせても、売上が上がらない場合があります。

ユーザーの求める情報が見つからない際、ユーザーはwebサイトから離れます。
また必要な情報が記載されていても、記載内容が分かりにくいwebサイトは最後まで読まれません。

例えば、ドッグフードを販売したい場合にネコに関する記事を作成することです。

このようにサイトにアクセスしたユーザーが商品を購入するには、ユーザーのニーズを考えた記事作成が必要です。

検索順位が安定しない

検索順位が上位だったのに、突然順位が落ちる場合があります。

Googleのアルゴリズムと検索順位が密接に関連してるのが原因です。
Googleはユーザーが満足できるwebサイトを提供するために、アルゴリズムを変更し続けています。
これに伴い、検索順位も大幅に変動します。

ただし、ユーザー中心に考えて作成したwebサイトは、アルゴリズムのアップデートによって順位が急激に落ちる可能性は低いです。

意味のないSEOと意味のあるSEOの違い

意味のないSEOは以下の通りです。

  • Googleのガイドラインに違反している
  • 目先の利益しか考えていない

一方で、意味のあるSEOの違いは以下の通りです。

  • Googleのガイドラインを遵守している
  • ユーザーのニーズに寄り添っている

ユーザーのニーズに寄り添っているwebサイトは、Googleの方針「ユーザーが満足できるwebサイトを提供する」を遵守しています。
そのため、上位検索記事になってアクセス数が増えます。

また、上位表示されている記事をリサーチして自分のサイトと見比べるのは重要です。
上位表示されている記事は、ユーザーに寄り添った記事のためです。

SEO対策しても伸びない理由

SEO対策しても、中々上位表示されないケースがあります。

対策しても伸びない理由について詳しく解説します。

  1. 自作自演のリンクを載せる
  2. 一気に大量の記事を公開している
  3. 画像や動画を詰め込む
  4. サイトを最近立ち上げた
  5. キーワードを詰め込む
  6. キーワード出現率と含有率をリサーチする
  7. ただ文字数が多い記事になっている
  8. metaキーワードを設定する

自作自演のリンクを載せる

同じIPアドレスから発行したリンクや、短期間で大量に生成されたリンクを記事内に含めるのは避けるべきです。

webサイトと関連のある外部webサイトからリンクを受けると、外部webサイトのユーザーの信頼性を高め評価されます。
しかし、この方法を悪用するケースが増えたためGoogleは検索順位のみを目的としたリンクを検出する機能を搭載しています。

そのため、自作自演リンクを載せると、Googleのペナルティを受ける可能性が高いです。

一気に大量の記事を公開している

 一気に大量の記事を公開すると、評価が下がります。
Googleは、webサイトの「フレッシュネス」という更新頻度を重要視しているからです。

webサイトを作成するときに最新の情報であっても、時間の経過とともに情報が劣化します。
ユーザーにとって古い情報は有益ではないため、評価を下げる対象になります。

そのため短期間で大量の記事を公開すると、信頼性がないと評価されGoogleのガイドラインに引っかかる可能性が高いです。

画像や動画を詰め込む

webサイト内に動画や画像を組み込むのは、必ずしも効果的なSEO戦略とはいえません。

表示順位を決定するためにサイトを循環しながら要素を収集するクローラーは、画像や動画の内容を理解できないからです。
また無関係な画像や動画を追加すると、サイトが重くなって読み込みが遅くなり、離脱率が増加します。

ただし適度な画像や動画を組み込むのは、ユーザーの理解を深めます。
画像や動画を利用する場合は、サイズを小さく変更して載せましょう。

サイトを最近立ち上げた

新しくWebサイトを立ち上げたばかりだと、上位表示されない可能性があります。
サイトの専門性や権威性、信頼性が不足しているからです。

サイトの専門性や権威性、信頼性は、外部のwebサイトからのリンクによって評価されます。

そのためサイトを新しく立ち上げたばかりで十分な被リンクが集まっていない場合は、上位表示が難しいといえます。

キーワードを詰め込む

キーワードとは、webサイトをGoogleの上位に表示させてアクセス数を増やすための戦略に使われます。

キーワードを過剰に使用すると上位表示されると思いがちですが、実際には逆効果です。
キーワードの評価が分散し、すべてのキーワードの順位が低下する可能性があるからです。

キーワードを自然にwebサイトに組み込み、キーワードとユーザーのニーズを合致させましょう。

キーワード出現率と含有率をリサーチする

キーワードの出現率や含有率をリサーチする必要はありません。
Googleはwebサイトが検索ユーザーのニーズを満たすかを重要視しているからです。

例えば「旅行」と検索した際に、「旅行」というキーワードが何十回も表示されるサイトが検索上位を獲得できるわけではありません。

キーワードの数にこだわるのではなく、ユーザーのニーズに合ったwebサイトを提供をしましょう。

ただ文字数が多い記事になっている

文字数が多いwebサイトは高く評価されるといわれますが、文字数を増やすために薄い情報を並べた記事は避けるべきです。

ユーザーのニーズに沿っておらず、キーワードと無関係な情報が多いwebサイトは逆効果です。

文字数を考慮するのは重要ですが、ユーザーが求める情報が含まれており、独自性や網羅性のある記事を書きましょう。

metaキーワードを設定する

metaキーワードとは、webサイトに関連するキーワードを記述するmetaタグです。

かつてはSEO対策として、ページ内容と関連性が高いキーワードをmetaキーワードに設定するのが一般的でした。
しかし2009年にGoogleが「metaキーワードをランキングの評価には含めない」と発表し、metaキーワードの設定はSEO効果がありません。

そのため、metaキーワードを記述するかしないかで検索順位は変わりません。

SEO対策して伸ばす施策

意味のあるSEO対策をすると効果が出ます。

意味のあるSEO対策について詳しく解説します。

  1. 被リンクを獲得する
  2. キーワードのボリュームを調べる
  3. 専門性やUSPのある記事にする
  4. 定期的に記事を投稿する
  5. E-E-A-Tを高める
  6. モバイルファーストの設計をする

被リンクを獲得する

内部リンクの設定は、SEO対策に有効です。
関連性の高いwebサイト同士を内部リンクで結びつけると、ユーザーが必要な情報に簡単にアクセスできます。
そして検索エンジンのクローラーがサイトを巡回しやすくなります。

内部リンクを設置する際は、アンカーリンクの文章とリンク先の記事内容が似ているかが重要です。

このようにすると内部リンクを効果的に活用し、SEOとユーザーエクスペリエンス(ユーザーの体験)の両方を向上できます。

キーワードのボリュームを調べる

検索ボリュームとは、Googleで検索された回数を表す指標です。

適切なキーワードを選定する際は、検索ボリュームを調べましょう。
サイトへの流入だけでなく、ビジネスの最終目標である成約率向上にも影響を与えるからです。

キーワードを選ぶ時は、月間平均検索ボリュームが1,000から10,000の範囲のキーワードを選択します。
ボリュームが大きいと競争が激しくなり、ボリュームが小さいと検索されないからです。

このように、適切なボリュームのキーワードを選定すると、需要がある記事を作成できます。

専門性やUSPのある記事にする

ユーザーが求めている情報を提供し、専門性やUSP(独自性、自社の強み)のある記事を作成します。
最近、競合記事が多く差別化が難しいからです。

例えば、専門的な記事を作成した場合、レビューをまとめた「まとめ記事」との差別化が可能です。

差別化すると、記事が唯一無二の存在となり競合記事と差別化できます。

定期的に記事を投稿する

一度に大量の記事を投稿して放置するのではなく、定期的に投稿しましょう。
Googleがサイトの更新頻度を重要視しているためです。

定期的に記事を投稿すると、Googleから「最新の情報を提供し、更新が継続的に行われている信頼性の高いサイト」と認識されます。

記事を作成した後も、時間が経過するにつれて情報が変わる可能性があるため、情報を最新にアップデートし続けるのが大切です。

E-E-A-Tを高める

E-E-A-TはExperience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)を表しています。
Googleがwebサイトを評価する際に重要視している項目です。

例えば誰が記事を執筆したかが不明確な記事よりも、専門家による執筆や人気記事から被リンクが発行されている記事を、Googleは高く評価します。

このように、E-E-A-Tに沿ったwebサイトを作成すると上位表示が可能です。

モバイルファーストの設計をする

スマートフォンユーザーがサイトを見やすいよう、タップやスワイプを考慮したモバイルファーストの設計が重要です。

総務省「通信利用動向調査」によると、2022年のインターネット利用機器は、スマートフォンがパソコンを上回り、20~59 歳の各年齢階層で約9割が利用していると発表されています。

このように、ほとんどのユーザーがスマートフォンを使ってサイトにアクセスしているため、モバイルファーストに設計するのが重要です。

SEO対策事例5選

SEO対策をすると具体的にどのくらいの成果が出るのでしょうか。

ここからは、SEO対策の事例について、以下の5つを解説します。

  1. 教育業界 | 対策キーワード10位から3位に
  2. インターネット業界 | リード総数を4000件増
  3. 人材業界 | 流入3倍、CV5倍に
  4. 医療業界 | 単体キーワードで1位獲得
  5. コンサル業界 | リード数が10件から500件に増加

教育業界 | 対策キーワード10位から3位に

日本児童教育専門学校がSEO対策を実施し、対策キーワードを10位から3位に向上させた成功事例です。

キーワードに関連する複数のページが検索結果に引っかかり、ランキングにばらつきがある状況でした。

行った施策は以下のとおりです。

  • 見出しタグと内部リンクの最適化
  • 既存サービスページにwebサイトの追加
  • カニバリ解消の対策

カニバリとは、Googleがどのページを評価するか決まっていない状態です。
評価してほしいページをSEOを通じて強調しました。

これらの対策の結果、対策キーワードの順位のばらつきが軽減され、10位から3位に向上しました。

インターネット業界 | リード総数を4,000件増

スマートキャンプ株式会社が運営する「ボクシルマガジン」は3ヶ月間のSEO対策を通じて、webサイトの月間訪問者数が40万人から70万人、リード獲得は約4,000件増加した事例です。
社内にはSEOの知識はありましたが、体系化されておらず、数字の向上が難しい課題がありました。

行った施策は以下のとおりです。

  • キーワードの設定
  • webサイトの骨子づくり
  • 既存記事のリライト

これらの対策の結果、月間訪問者数が30万人、リード獲得も約4,000件増加しました。

人材業界 | 流入3倍、成約数5倍に

パーソルグループのパーソルホールディングス株式会社は、SEO対策1年間で法人向けwebサイトの流入は3倍、成約数は5倍に増加しました。
現在は月に200件以上の成約をしています。
コロナ禍以降はデジタルを活用したプロモーション活動を行いましたが、コンテンツのノウハウが不足しており、数字が伸びない課題がありました。

行った施策は以下のとおりです。

  • 注力する領域の決定
  • キーワードの設定
  • 既存webサイトの改善

収益性の高い商品やサービスを重点的に扱い、商談や受注に繋がるキーワードを定義しました。
これにより、1年間で成約数が5倍以上となりました。

医療業界 | 単体キーワードで1位獲得

医療法人社団幸友会が「ガミースマイル」というキーワードで1位を獲得した事例があります。
元々SEOの実装とwebサイト充実化の課題がありました。

行った施策は以下のとおりです。

  • 見出しタグと内部リンクの最適化
  • 既存サービスページへのwebサイト追加
  • 上位表示キーワードのクリック率向上

サイトに訪れたユーザーがクリックしやすいよう、titleタグやdescriptionタグを微調整しクリック率を向上させました。

この取り組みにより単体キーワードだけでなく、ガミースマイルに関連する多くのキーワードで上位になりました。

コンサル業界 | リード数が10件から500件に増加

株式会社SAKIYOMIはリード数を半年で10件から500件に増加させた事例があります。

記事の数が増えるにつれて、リード数も増加していました。
しかし、ノウハウが不足しており、行うべき施策が分からない課題がありました。

行った施策は以下のとおりです。

  • CTA(Call to Action)の展開
  • 新規webサイトの制作
  • 成果を期待できる記事のメンテナンス

CTAは、webサイトの訪問者に対し、購入や資料請求といった行動を促すための要素です。

記事内にCTA画像を配置する施策が、最も効果的でコンバージョン数が急激に増加しました。

効果が出ない原因を知り、意味のあるSEO対策をしましょう。

この記事では意味があるSEO対策について、意味のないSEO対策と比較しながら解説しました。

この記事のまとめは以下のとおりです。

  • SEO自体に意味がないのではなく、SEO対策のやり方が間違っている
  • 効果のないSEOは、以下のとおり
    Googleのアップデートに対応できていない
    目先の利益しか考えていない
  • 効果のあるSEOは、ユーザーのニーズに寄り添った信頼性のある記事


間違ったSEO対策を行うとアクセス数が向上しないため、「SEOは意味がない」と捉えがちです。
ただし「SEOは意味がない」のではなく、正しいSEO対策を行うと効果が出ます。

効果が出ない原因を知り、意味のあるSEO対策をしましょう。

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旅するライター | スーツケース1つでワーケーションしていました。2022年からライターとして活動をはじめました。現在はフリーランスとしてインタビュー・旅・化粧品の記事を執筆しています。